月の土

植物が育つ土にしたい。主に登山・植物の雑記とイラスト

ふわふわ苔と鹿の群れに出会う 熊本県白鳥山登山

【選んだポイント】

・美しい苔がむしてるところに行きたい

・登り下りの高低差が少ない(高低差300~500m以内)

・気軽にハイキング

 

【ルート】

オレンジ線:登り 青線:下り

【メンバー】

ウッス!

 

 

 

【峰越登山口】

2024.2.10 天気(晴)

今回は熊本県八代市と宮崎県椎葉村にまたがる白鳥山へ。

峰越登山口の駐車場からスタート。この地点はすでに標高1500mにあり、日差しは暖かいが肌にあたる風はとても冷たい。事前に細かく天気予報と積雪情報をチェックし、もしもの時のためにアイゼンも購入しておいた。

駐車場の隅に簡易トイレがあったが、中を覗くとかなり汚くて使えそうにない。心配な方は駐車場に着くまでに済ませておくことをおすすめする。

 

【積雪具合】

出発してからはなだらかな道が続く。心配していたほどの積雪もなく、日陰になっているところや、苔の上にうっすらと雪が残っていた。


【ふわっふわ!な苔】

のんびりハイクしていると一つの苔むしスポットに到着。

一体に広がる苔が陽に当たって綺麗だなーと写真を撮っていると、ニシオカが「この苔ヤバい!!」と騒ぎ出した。

ヤバいって、フツーの苔やん。しかも陽に当たってパサパサしとるし。いいから触って!と言われてホンマかいな、、と半信半疑で手のひらで苔全体を触ってみた。ホンマや!!!!!めっちゃふわふわだし、ふわふわすぎて手が沈む〜〜!!!これは明石家さ●ま流フリがクリーンヒット。

陽に当たって水分が蒸発したところが空洞になり、ふかふかになったのか。これは楽しい発見。

 

これは他の場所だが、ツルっぽい苔も発見。よくある品種なのだろうか。短い苔の上に生えているので余計目立って見えた。

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【白鳥山山頂】

山頂の直前はひたすら芝生の急勾配が続いて、凍える身体がじんわり温かくなった。今までなだらかだった分のラストスパートをかけられ、登頂!山頂は見下ろす景色は特になく、どこまでも枯れ草平原の広がる光景だった。

山頂にはティムバートンすぎる木も。サリーが座ってたら100点。

 

【クッカーの出番】

お腹ぺこぺこなのでお昼にすることに。寒い山の中お湯を沸かして食べるカップラーメンは美味しいのよ。

体全体を使って強風をガードしながら、お湯を沸かす。今回はニシオカが登山好きな先輩から譲り受けた組み立て式テーブルがとても役に立った。

前回の行縢山登山でおしるこを食べてから、他のも食べてみたいということになり違うおしるこを用意。毎回違うのを1種類持ってきてどのおしるこが美味しいか決める。おしるこワングランプリ。

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しかし、前回井村屋のカップおしるこだったのに対し、今回も井村屋のおしるこを買ってきてしまうという事態に。今回はカップではなく個包装だけど、味変わらんやろとなりノーカン。

 

【おしゃパスタ】

モンベルショップで見つけた、おしゃなきのこパスタも食べてみることに。具材にはきのこや香辛料、唐辛子、ローリエの葉など自然派食材がまとめられている。沸騰したお湯に先に麺を入れて、その後具材入れて汁気がなくなるまで茹でるだけなので簡単。

完成!美味しそう〜。

一口食べてみた。味が薄い・・。気温0度近くある中に食べたせいか?香りや風味はいいのだけど、もう少し塩気が欲しいところが率直な感想。

他にチキンラーメンやら食べてお腹いっぱいになったし、食べた後から急激に寒くなったのでそそくさと下山。

 

【野生の鹿の群れ】

下山してる途中で少し離れたところに黒い影が横切った。野生の鹿の群れだ。

登山者に誰一人とすれ違うこともなく進んでいたので、突然の影にびっくりして大きな声を出してしまった。すると鹿が反応してピタッと止まった。止まってしまうと木の色と同化してどこにいるのか全くわからなくなってしまった。たまに出す「キャー!」という鳴き声が人間の女の子のようでビクッとしてしまう。

人の出入りが少ないこともあってか、野生動物がのびのび走り回る光景を見れるのは嬉しいこと。山頂を目指すことだけを目標にするのはやめて、ゆっくりと自然を渡しながら歩けばもっとたくさんの発見に出会えるだろうなと思った。

 

 

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