幼いころ、撮られたことはあっても撮ったことはなかった使い捨てカメラ。
実家に帰ると、重さが与えられた思い出のフィルム写真。ずっしりとしたアルバム。
ギリギリ覚えてない情景。不機嫌そうな顔ばっかり。フラッシュで全員テカってる。なんだろうねあのページをめくる楽しみ。
そういうのやりた〜〜い。
最近、細切れなものが積み重なって束になると突然威力を発揮し始めることに気づいた。
例えば、日々のブログ3年分が書籍になるとか、撮り溜めた日常写真で個展開くとか、何かしらで描いてたイラスト寄せ集めてイラスト集になるとか。
だから写真も現像して束ねてアルバムにして家の一部を占領してほしい。
日々というより旅行用に買いましたよ。使い捨てカメラ。
撮りました。ギギギ、ギギギ、ぱち。
【写ルンです 27枚撮り】
使い始め 2019.11
使い終わり 2022.11
27枚撮るのに3年かかりました。
なんで3年もかかったのかというと、
その間コロナであまり旅行にいけなかったのと、シンプルにもったいぶった。
27枚使い切った達成感と、フィルム腐ってないかの不安と、3年前の私ちょっとおもろいの撮っててほしいという期待感。
いざ現像!!!
やっぱフィルム腐ってたんや。
こっちは記憶辿ればなんとなくわかる。
写ってはいるので腐ってはないみたい?
撮れてる!!!!
きらきらカッケー!!!
1・2枚目みた時は、
フィルムがダニに食われたか?と思ったけど撮り方が悪かったみたい。
あれはロイクラトンのお祭り(ろうそくで熱したランタンを仏陀への感謝の気持ちを込めて熱気球のように空に飛ばす儀式)のちょうどランタンが夜空に飛んでる風景を撮った写真でした。
だから灯りだけが点々としてたんですね〜。
タイ以外の旅行の写真も入って、
27枚中14枚が真っ暗ダニ食い写真でした。
3年あたためて、
この時シャッター切ってたんだ!!!という感動の答え合わせより
写真の真っ黒率にただただ失笑。
真っ暗にならないポイントとしては「フラッシュをたく」こと。
まず夜空をフィルムカメラで撮るもんじゃないですね。今回の失敗で学びました。
でも、撮れたのも撮れてないのもしっかり全てアルバムに保管しています。
3年越しでも下手写真でこんなに楽しめたんだから10年20年経ってもきっと楽しめる。はず。