前回は「育て方に関する用語」についてまとめました。
今回は「植え方に関する用語」とおまけで「SNSで見かける造語」を紹介していきます。
「SNSで見かける造語」については、正式にそういう言葉はないけど誰かが言い始めてだんだんと浸透した言葉です。いわゆるファンが勝手に言い始めて形になった言葉・総称、みたいな感じ。
植え方に関する用語
寄せ植え(よせうえ)
ひとつの場所に複数の植物を植えること。
寄せ植えでは、同じ環境で複数の植物を栽培するため、日照の条件や水やりの頻度など同じ性質を持つもの同士を組み合わせるようにしましょう。
地植え(じうえ)
地面に植物を植えること。
植物の根が地中に深く、または広がって伸びるため、鉢植えに比べて大きく成長する。また、地中から水分を吸収することが可能なので鉢植えに比べて、水やりの手間が少なく済む。しかし、植物を植える前の土壌づくりや、植えた後は簡単には動かせないため植える前に配置を吟味する必要がある。
水耕栽培(すいこうさいばい)
土を使わず水だけで植物を育てる方法。
液体肥料を溶かした水に、植物の根をつけて直接水分と栄養を吸収させる。観葉植物だけでなく、野菜や花の栽培にも使える。
ハイドロカルチャー
土を使わず植物を育てる水耕栽培のこと。
水耕栽培と少し違うのは、土の代わりに「ハイドロボール」という人工土壌を使用する。ハイドロボールは約1,000度の高温で焼き固められており、無菌・清潔・劣化しにくいという特徴がある。ガラス製の容器で育てられることが多く、インテリア向きの栽培方法。ハイドロカルチャーで栽培するのに向いている植物、向いていない植物があるので事前に調べておきましょう。
雨ざらし(あまざらし)
屋外の雨に当たる場所で育てること。
雨ざらしで育てると、水やり管理がぐちゃぐちゃになって腐ったり枯れたりしてしまうんじゃないか・・オロロ。と思いがちだが、意外と多肉植物やコーデックスの一部なんかは雨ざらしで育てることによって、プリプリになったり育成速度が速くなったりする。試す価値あり。
締める(しめる)/締めて育てる
あえて水やりを控えて、厳しめに育てる。
乾燥気味に育てることによって無駄な水分がなく、徒長しづらくなり見た目のバランスも良くなる。特にアガベ、コーデックスの育成の際よく見られる言葉。
ドライガーデン
乾燥した環境を好む植物や砂漠地帯で自生してる植物と、石と砂利を組み合わせて作るガーデンスタイル。
ハビタットスタイル
植物の自生地での姿、環境、育ち方をできるだけ鉢の中で再現する植え方。
野生で育つそのままの風景を一部切り取ったようなスタイル。
SNSで見かける造語
タニラー
タニッカー
多肉狩り
多肉植物を買いに行くこと。野性種を採取しに行くという意味ではない。
タニパト
「多肉パトロール」の略。育てている植物をじっくり観察すること。
星になる
育てている植物が枯れてしまうこと。
ハイポ
ハイポネックスという水に薄めて使う液体肥料の略。
ジメジメ系
多湿を好む熱帯雨林に生息するような植物を指す。
以上になります。
いかがだったでしょうか。今回紹介していない用語や造語もたくさんあるかと思います。
多肉マニア関連の用語はよく出てきたのですが、サボテン・アガベ・ビカク・コーデックス系マニアの総称はわかりませんでした。わかる方いらっしゃいましたらぜひ教えてください。
用語のさわりくらいの説明でしたが、少しでもお役に立てればと思います。